我流のPIZZA PALE

PIZZAを作る時に欠かせない道具がPIZZA PALE

 

普段使っているのは2本でどちらもハンドメイド。

 

一つは成形した生地を乗せて窯の炉床に置く時に使う木製の大きめなPALE

 

 

↑今年の9月頃に張り切りすぎて営業中にへし折ってしまい新たに作ったばかりなので今でもとても調子がいい。

 

 

 

そしてもう一つは高温の窯の中で焼いているPIZZAが焼けムラにならないように炉内でPIZZAを移動させたり回転させたりする時に使うステンレス製のPALE。

 

木製のやつより一回り小さくて高温に耐えられるように金属で出来ている。

 

 

 

↑上の画像の様にいろんな種類のやつが市販させている。

 

 

 

でも僕のやつはハンドメイド。

 

 

と言ってもさすがに溶接はやったことないのでその筋が得意な弟に作ってもらった。

 

そのPALEも長いこと使ってる歪んできたり磨耗してくたびれてくる。

 

歪みは問題だ。

 

何故なら少しの突起がPIZZAの底面に引っかかりそこに穴を開けてしまうからだ。

 

最近それが顕著になってきたので試行錯誤で改造したのがこれ。↓

 

 

ちょっとハロ〜キティちゃん風の耳付きPALE。

 

使って見た感じはとてもいい。

 

これだとPIZZAの底面の引っかかりの抵抗も少ない気がするし回転させやすい。

 

しかも炉床内での焼きの最中は火力を調節するため瞬間的に薪を組み替える作業もとても重要でこの耳の部分が鉤の様になって前よりその作業性が向上してやりやすい。

 

 

こんなPALE使ってるの僕だけだろう。

 

 

そして誰も必要としないだろう。

 

 

けれど「独学我流のPIZZA店 WOODEN SHIP」のPIZZAはハンドメイドの獅子面の薪窯とハンドメイドの道具、自ら割った薪を燃料に、自分の全てを懸けて焼き上げる僕にしか出来ないPIZZAなのです。

 

 

以下「注文の多い料理店」序文より引用↓

 

 

わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風を食べ、 桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
  またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしゃ)や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。 わたくしは、そういうきれなたべものやきものがすきです。
 これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらやら鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。
 ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。
 ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、わたくしはそのとおり書いたまでです。
 ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、ただそれっきりのところもあるでしょうが、わたくしには、そのみわけがよくつきません。
 なんのことだか、わけのわからないところもあるでしょうが、そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。
 けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾(いく)きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。

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