狼の群れと暮らした男

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太陽が昇ると暑いなぁと感じることもあるけど陽の傾きも夕焼けの空の色も朝晩の冷え込みにも日に日に秋の深まりを感じます。

 

家の目の前の田んぼは一面黄金色。

 

隣の田んぼはもう半分以上稲刈りが進んでます。

 

心配されていた今年の夏の長雨の影響はそれほど深刻な被害にならなかった様で良かったです。

 

収穫の秋。

 

食欲の秋。

 

スポーツの秋。

 

そして!読書の秋!

 

今ハマッテる本があります。

 

狼の群れと暮らした男

狼の群れと暮らした男

作者:ショーン エリス
出版社:築地書館
発売日:2012-08-24

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著者のショーンエリス氏が動物に囲まれて育った生い立ちから軍隊経験を経て自然公園での狼の群れとの生活〜単独でロッキー山脈に分け入り野生の狼の群れとその群れの家族の一員として約2年間彼らと同じものを食べ同じ野生に生きてきた男の記録本。

 

柴犬を飼っているので何年か前に犬の事をもっと深く知りたくて狼の習性について調べていた時たまたまYOUTUBEで著者の狼と戯れる映像を見て衝撃を受けました。

 

 

 

 

 

 

その後偶然、武田鉄也氏の朝ラジオ「今朝の三枚おろし」で紹介されていたこの本を知り、最近になってたまたま手に入れてそれ以降もう今現在完全にどツボにハマっています。

 

20年以上前にこれもかなり自分の人生で衝撃を受けた植村直己氏の「北極圏1万2000キロ」に出会って以来の衝撃です。(ちなみに我が長男の直己という命名は彼の影響からです。笑)

 

今やっと半分まで読み進んだ。(一気に読み進みたい衝動に駆られるが一行一行噛みしめ反芻しながら読み進めている・・つもりだが、ただ単に深夜に何行か読むとすぐに睡魔が迎えに来るからだと思います。笑)

 

 

 

ショーンは前人未到の野生の山中で自分を狙う捕食動物や魑魅魍魎の陰が潜む暗黒の闇の世界で常人の想像を絶する孤独と恐怖を克服し、何週間も時には何ヶ月も自分を信じて彼らを待ち続ける。

キャンプのような生易しいものではなく腹が減ったら火も起こさず罠で仕留めた小動物の皮を剥ぎ生肉を彼らと同じように貪り食う。

雨風凌ぐテント等も一切持たず、ただ頑丈な衣類をまとい彼らと同じように藪や岩の上で寝起きし、そしてついに彼らとの接触に成功し彼らの儀式に合格し狼の家族の一番位の低い一員として受け入れられる。

月日は流れその間様々な試練を乗り越えボス狼の出産に関与し終えたある日、水を飲むために偶然屈みこんだ時、水面に写った、髭も髪も野獣の様に伸びどす黒く眼が落ち込んで痩せ衰えた自分の姿に驚愕しと同時に人間である自分の身体と精神の限界を悟り、もう二度と遇えないであろう狼の家族のもとを去る決心をし約2年の月日を経て文明(人間社会)に帰還した・・・とここまで読み終えました。本の厚さ的にここで半分です。

 

 

単なる冒険記ではなく莫大な経費をかけた探検プロジェクトでもなく大掛かりな装備や追跡機械など一切持たずにショーンエリス氏が文字通り裸一貫で人間の内に秘める五感やそれ以上の全てを研ぎ澄まし、独断で単独で挑んだ野生の狼の群れと暮らす。という前代未聞な挑戦に心が震えました。

 

 

じっくり読み進みたいのでまだパラパラとしか目を通していませんが本の中盤からは犬の訓練についても触れていて「悪い犬というのはいない、悪いしつけがあるだけだ。不適切な犬を飼い、誤解することにより何と幾多の悲劇が起きていることか。」と語っています。

 

狼を知ることにより彼らから学び、この宇宙と自然を敬い、本来誰のものでもない、ただ大自然からお借りしているこの大地を自然や祖先の教えから学び少しでも浄化させて次世代に受け継がせる事が出来ないかと彼は夢を語っています。

 

共鳴しますね。

 

 

 

一日の全てが終わった真夜中に、薪小屋で一人、ウィスキーをチビリチビリやりながらこの本を手にする時が至福の時間の一つです。

 

 

 

 

ただ、コオロギの鳴き声が夜な夜な弱々しくそして途切れ途切れなって来たのが寂しい・・。

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